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2005年10月24日、沖縄取材旅行・3日目




3日目は台風の影響のため、曇り空に逆戻り。
はたして奇跡の晴天は訪れるのか?
神のみぞ知る。
神の味噌汁。
今日の朝食でもシマ豆腐を我慢。
もはや意地。



それにしても毎朝同じ時間に飛行機が飛ぶ。
ついつい撮影しちゃうじゃないか。
でも兵隊さんは見かけなかったな。
そういえば沖縄に来てから外国の方を見かけることが
思っていたより少ない。
沖縄は外国の方がベラボーに多いという先入観があったので
余計にそう思うようです。
改めて考えると、自分の中には沖縄に対して
ものすごく偏ったイメージがあったようで、反省。
いえいえ、北海道で水道をひねると牛乳が出てくるとか
愛媛で水道をひねるとオレンジジュースが出てくるとか
そこまで酷い先入観はもちろんありませんでしたよ?
でも沖縄の風景はTVや雑誌で紹介されている偏った部分しか
やはり目にした事が無かったので
どうしても天国に近いイメージが頭の中に形作られていたようです。
それだけに、この連日の曇り空はやっぱり残念でなりません。
あと、のどの痛みも酷くなってきましたよ?
ハードスケジュールを割いてまで飛んできた楽園なのに
なぜこのような仕打ちを受けなければならないのか・・・・
忙しいのに旅行に来ちゃった罰なのでしょうか?
今頃、東京にいる編集者さま方が呪いの言葉を吐いているかもしれません。
あぁ、悪いことはできないものですね。
しかし来てしまったものは仕方がない。
恐れてばかりもいられません。
明日には東京に帰らなくてはならないのですから!
今まで撮った写真が全てNGになることも考えられます。
最後まで素材収集の手を緩めずに頑張りましょう!


走り出した車中のBGMは今日もアニソンでした。
ここは沖縄ですよ!
BEGIN≠ヘ!?
夏川りみ≠ウんは!?
『涙そうそう』とか『島唄』とか『さとうきび畑』とかアレとかソレとか・・・・
それとも、そんなベタな選曲は許されないのでしょうか?
せめて波の音や潮風の音をBGMにしてみたい・・・・・
海鳥が道先案内役。
車掌はキミ。
運転手はボク。
しゅっぽ、しゅっぽ、しゅっぽ=3
何だ?この流れ・・・・・
実際にはカーナビが案内役。
運転手は下村さん。
連日ご苦労様です。
我々は荷物。
運ばれるままに目指すのは本島南部
『おきなわワールド文化王国・玉泉洞』というスポットです。



到着。
概観からは何の施設なのかは分からず。
しかし油断はしません。
隙あらば今日こそ黒糖アイス≠探さねば。
諦めること、即ち死と同じです。(大げさ)
負けません。



ここは沖縄の様々な植物と文化の歴史を巡ることができるという
スペーストラベラーが一同に集うスポットです。(?)
ってなワケで、ここでもキャラクターを立たせた構図をあれこれ想像しつつ
パシャパシャとシャッターを切って参りました。
ここにラクスを・・・
ここからザラ隊がオーブに進入を・・・・
ここでアスランとカガリが・・・・
などなど。
これであとは天気が良ければ最高なんですけどね〜。
ハァハァ吐息を漏らしながら
「いいぞぉ・・・最高だぁ」と言いながら激写を続けたのでしょうけれど・・・
残念です。



んじゃ、ま、天気に左右されない鍾乳洞の中へ突入してみましょーか。



大人の階段下りる。
ハァーイ、バブー、チャーン。
(写真に写っている方々は我々と全然関係ないトラベラーズ)



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
強烈な湿気と生暖かさを伴いつつ目の前に広がった地下世界が
そこに口をあけて待ち構えていました。
スペクタクリャーッ!



なにか、こう・・・、鍾乳石たちに金田一魂≠揺さぶられるというか
「平家の落ち武者が・・・」なんて思ってしまったり
通路がノストロモ号魂≠ノ火をつけてくれるような水っぽさで
エイリアンを警戒しながら歩きたくなるような
そんな危機感を煽ってくれたりするので
なにか衝撃的な絵を描きたい衝動に
脳みそがチクチク刺激されてしまいます。
でも何を描けばいいの?みたいな
とにかくドキドキさせられます。
そして異様な湿気と滴る水滴に体がデロデロになりそうです。
ここに住みたいとは、やっぱりちょっと思いませんね。
(そりゃそーだ)



青の泉≠ニ名づけられた泉
その昔、アオ≠ニいう名の馬が主人を助けるために
この泉で溺れたのが、その名の由来でも何でもありません。
そんな事実は無いです。
で、ライトを消したら何の泉?

この洞窟は水中に魚がいるんですね。
でもウソくさい。
作り物かも?
それを確かめたくて凝視していたら
やっぱり皆さんに置いて行かれました。
(で、けっきょく本物の魚でした。)
その先へ進むと渋い扉の前に出ました。(※通りぬけ不可)
この扉を見た瞬間、フッとあるイメージが頭に浮かびました。
それはアカツキを地下に封印しているウズミさまの姿!
「国のため、娘のために」と思いながらも
けっしてカガリの手にアカツキが渡ることが無いようにと願いながら
その地下施設を封印するウズミさま・・・・
なんてね、なんてね。
そんなワケで下の写真を撮ってみました。



去り行くウズミさまの後姿。
あぁ・・・なんて悲しくてカッコイイ写真を撮っちまったんだ。
自分には写真の才能があったのかもしれない。(ウソです)
でもこの写真をイラストに使えなかったのは残念。
っていうか誰もウズミさまのイラストなんて望んでないか?
およよ。



鍾乳洞を抜けて、森に囲まれたフロアーからエスカレーターへ。
さぁさぁ、地上に帰って参りましたよ。
地上か・・・・・なにもかも懐かしい。



上へ出ると、モッサリした森の上でした。
その先には果樹園があり、南国の木々が実をつけているのを
見ることができました。
パイナポー、地上に生るという知識は持っていましたが
はじめて肉眼で生っているところを見たー。
いや、それよりも驚いたのは
バナナがサンドワームの体の周りに寄生するかのように生っている様。
お、恐ろしい・・・・
デカイし。
これで花が咲いていたら、どんだけSFホラーだったことか。
世界は広いですね。
直に見ないと本当に知ったことにはならないんだな〜、なんて思いました。
もっと世界を飛び回って様々な物を見て回りたいものです。
仕事を忘れて。(こら)



色からすると、たぶんドラゴンフルーツジュース≠セと思います。
鬼美味しかった!
植物園のところの売店で飲めますので、お試しあれ!
あと、ここで買って帰ったグァバジュース≠熹味しかったです。
体が求めていた物!という印象でした。
なんていうか・・・・風邪ひいてたし、ビタミン的な飲み物が
おもいっくそ美味しかったのですよ。
あー、だるい。
しかし、ここにも黒糖アイスは無い。
いったいどこへ行けば巡り会えるんだろう?



お店を出ると、昔ながらの沖縄の家々が連なる場所でした。
心休まる感じ?
戦いの傷を癒すキラが甚平を着ながら歩いていてもいいかな?
なんてね、なんてね。
ハイビスカスも狂ったように赤いです。
どんな情熱を燃やしているんだか・・・
あと、変に人の後を追いかける犬もいました。
沖縄に来て初めて見た犬かも?
この犬も昔ながらの沖縄の犬なのでしょうか?
個人的にのらくろ≠ニ命名。



この辺りには、黒糖やハブを使ったお土産を売るお店や
その生産工程を見せてくれる見学コースがあります。
お、恐ろしい物を見てしまった・・・
爬虫類関係が苦手な方が
この写真をご覧になられていたらゴメンなさい。



ハブvsマングース≠ヘ動物愛護のアレとかソレとかで
今はやっていないそうですが
その姿だけは見て回ることはできました。
剥製だけど、コブラってカッコイイですね。
それから、勝手に亀相撲を繰り広げる熱い魂を持つ亀がいました。
仲間を追い掛け回して追い掛け回して
ひっくり返すったら、ありゃしない。
「オセロかよ!」とツッコミたくなるほど、くるんくるんごろんごろんです。
どんな大会を控えているのでしょうか?
鍛錬に余念がありません。

「神格」のところが読みづらいので説明。
人間の食べ物を漁るネズミを食べてくれるヘビは有難い存在で
脱皮をする様から「永遠の命を持つ」と思われていて
ヘビに噛まれて人間が死んでしまっても
神様の仕業だと、昔の人は考えていたんだそうですよ。

白い大蛇に直接触らせてもらえるコーナーで
「写真はダメです!」と飼育員さんに叱られつつ
「やわらかくて温かいぃぃ」という感触を味わわせてもらった後
文化王国にさようなら。
そして海底を見ながらクルーズするという
グラスボートを体験しに向かいます!



着いた。
この浜からグラスボートが出ています。
でも天候が回復しません。
なんかもぅ・・・取材ダメかなー。
と思いつつ



自棄になって、そこいらにいた犬と猫にシャッターを向けまくーり。
海に住む犬猫というのも、ドラマチック(?)でイイですね。
ちょっと癒される。
しかしやはり諦めきれずにイラスト用に貝などを撮ってみる。
悪あがき。



そうこうしているうちに、おじさんたちが乗船開始。
おっとっと、待ってくらさい。
船出発。



のぞく海底の深度が変わらないので
ポイントを移動しても見える魚の種類は同じ。
・・・・・なんだかなぁ。
もっと深いところが見たい!もっと深いところが!!



しかし似たような海底をぐるりと見回って帰路へ。
ぐふぅ・・・



やはり海には直接潜る方がいいみたいですね。
その方が色んな種類の魚を見られそうだ。
ま、ま、ま、でも魚を見ることができても
仕事には直接関係ないんだけんども〜。
そうそう、ガッカリしてばかりもいられないワ。
ふと見ると、As’まりあさんは既に作業中。
油断ならない。
このカットを「み」さんが三脚を使って正面から撮影し
その写真を記事に使うことになりました。
As’まりあさんは現地での作業を確実にモノにしています。
よく考えたら、わたくし小笠原は現地で仕事をしていません。
あわわわ(汗)
どーしましょう!



焦ってもどーにもならないので
イラストに使えそうな場所を探す。
ここからナイフを持ったアスランがカガリに飛びかかって・・・・
と想像しながらパシャリパシャリ。
なんか階段がありますが、何かに使えないかな?っていうか上ってみたい。
おっ、小さな入り口があるぞ!
表にイージスを待機させて、ここでアスランとカガリが夜を過ごす・・・
にしては穴が小さすぎるかな?
おーっ!この割れた岩礁が左右に開いて
アカツキがででんでーん♪と音楽に乗せて地下からリフトアップされて・・・
などとアホな想像も交えながら撮影。



グラスボート乗り場を後にして帰路に着く、我らが美ら海倶楽部≠R人。
よく考えたら4人全員が入った写真が一枚もない。
自分でシャッターを切ってるんだから当たりまえなのですが・・・
う〜ん・・・



明日は東京へ帰る日なので
最後にもう一度お土産を物色。
カラフルシーサー、やっぱりちょっと心引かれるモノがある。



シイサーマスク≠sシャツが欲しかったけど断念。



その上にあったまよけダンス≠sシャツの方がもっと欲しいかも!
『シャーロック・ホームズ』の踊る人形≠ンたいでステキだ。
(ぜんぜん違うけど)



ちょっとドキドキする乗り物。
電報を運ぶんだろうか?
最高出力ボク次第。


この日、ホテルに帰った我々は
前日の夜に立ち寄ったが休業中で入れなかったお店に再び向かいました。
なぜかというと
「職員の研修のために休業中」という張り紙がお店に出ていたのですが
その張り紙によると、その研修が明けて営業を再開するのが
ちょうど今日からだったのです。
「それならば我々がその研修の成果を見てやろう!」
という親心(他人だけど)を爆発させたお節介ブラザーズ、ここに見参!!
というワケだったのです。
余計なお世話ですね。(はい)
でも研修をしたワリには対応がしどろもどろ。
「み」さんのお願いした梅酒のソーダ割りか何かの注文にも
「ソーダですか!?え〜と、そのぉ〜・・・」と、わたわたしていましたよ?
まだまだ研修不足なんじゃないだろうか・・・・(なんてね)

食事の間、国際通り近くの大きなデパートで買ったスケブに
As’まりあさんと一緒にイラストを描きました。
これもプレゼント対象でしたね。
バッグを盗まれた(勘違い)騒ぎとか、As’まりあさんに面白おかしく描かれました。
くそぅ・・・、人の失敗をネタにしましたね?
なのに自分のことを描かれるのはNGだと言うのですから
As’まりあさんはヒドイ人だ。(笑)
これはもう、相手取るよぉ〜。(なんつって)

その夜、ホテルの自室に戻ってからも
わたくし一人でコルクボードにイラストをカキカキカキカキ・・・・



できた。
でも夜中も2時を過ぎております。
沖縄に来てからというもの
食事の時間も決まっていたので
すっかり健康的な生活スタイルになっているというのに
・・・明日の朝、ちゃんと起きれるだろうか?
楽しかったけれど、やっぱりちょっと疲れてきてるんですよね〜。
はしゃぎすぎ?
いや、そんなバカな、風邪のせいです、そうです、そうに決まってます。
ふぅ〜・・・
明日で沖縄取材旅行も最終日。
いや、まだ終わってない。
エスタックのど飴パワーで明日も頑張りますよ!
黒糖アイスにも巡り会っていないしね!
最後まで頑張るぞ!
(帰りたくねぇ〜〜〜〜)
それじゃ、お休みなさい。
ZZZzzzz・・・・


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