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2005年10月23日、沖縄取材旅行・2日目前哨戦

Σはっ!と目が覚めて外を見てみる。



夜中です。
あぁ〜、そうか、疲れてベッドに横になった途端に
すっかり眠っていたんですね。
まずい、まずい。
カーテンも開けっ放しでしたワ。
誰かに覗かれなかったかしら?
スパイダーマンくらいにしか覗けない窓だろうけど
スパイダーマンも男のだらしない寝姿なんて見たくないだろうけど
なんだと!?スパイダーマンめ。
見たくないとは何という言い草だ!
こっちだって見せてやらねー。
なんつって。
さ、さ、さ、そんなくだらないこと言ってないで
なんだか喉がガサガサして変な調子になってるようだし
風邪をひいたりして、せっかくの旅行を台無しにしたくないから
もう一度ベッドに入って暖かくして、ちゃんと寝ましょう。
早くしないと、あと2〜3時間で朝になっちゃうよ。
でもその前に外の夜景をパシャッ!



朝です。
おはよう、ガチャピン。
仕事をしないでもいい朝って目覚めが爽やかだワァ〜。
シャキっと目が覚めるのね。
それに晴れですよ。
今日はいい写真が撮れますように。
っていうか撮れないと困るのです。
そうだ、それが仕事だったんだ。
忘れるところだった。(こらっ)
ちゃんとイラストに使える写真を撮れるように
今のうちに練習しとこう。
パシャッ!



デジタルズームはどこまで撮れるのでしょうか?
ズ〜〜〜〜〜ム!
うおおおおおおおおおおおお
あんな遠くの防波堤までちゃんと写りますな!
あっ、タンカーが通る。
ヤヴァイ!
原寸大の画像では窓の数も数えられそうな勢いです。
こんなカメラを持っていたら警察か犯罪組織に捕まるかもしれねぇ・・・・(汗)

おっと、遊んでばかりもいられない。
朝食前に海を見に行くつもりだったんだ。
とりあえず、出かける前にお風呂だ。
ザブンッ!


スカッと爽快!(古いフレーズだなぁ)
さぁ、さぁ、入浴も終わりました。
さっさと海を見に行きませう。
朝ごはんの時刻まで間がありませんから。
エレベーターを降りてロビーへ。
昨日の騒動のこともあるので
フロントの従業員の方々に深々と礼。
人間はこうして恥を重ねて大人になるのですよ。
などと自分を励ましながら、そそくさと逃げるように外へ。
海!海!!海ーっ!!!
北海道のド真ん中で育ったわたくしにとって、海という場所は
「夏休みになったら遊びに連れて行ってもらうところ」
という図式が成り立っているようで
想像するだけでも楽しいところなのに
部屋を出てちょっと歩いたら、すぐそこに海があるという今の状況は
んもー、んもー、楽しくてしょうがない!
そりゃあ駆け足にもなりますわ。

そんな道行き、やはり色々なモノに目が留まります。



子猫!
おが「東京に来るかい?」
子猫「うんにゃ、行かね」
フラれました。



おっ、自販機が・・・・
250mlのスリム缶が多いですね。
あぁ、『霧の紅茶・アップルティー』は高校生のときによく飲んだなぁ。
『ハブ茶』とか『きび茶』なんてのを期待していたワケではないけれど
それでも何かパンチのある飲み物が欲しかった・・・・
残念!



なるべく変なモノを見たかったので
大きな道路を通らずに直線コースで海を目指す。



すると、いくつもの石碑が建てられているのを目にしました。



現在、わたくし小笠原の住んでいる町の中にも
『OOさんの碑』と刻まれた戦没者の慰霊碑が
建てられているのを見たことがありますが
沖縄はその激動の歴史から
そういう碑の数が比べ物にならないほど建てられているのでしょうね。
複雑な気持ちになります。



これは・・・・岩の中に窓?
地下室でもあるのでしょうか?
先ほどの石碑のこともありますし
戦争関係の何かなのかも?と思ってしまいますね。



やっと着きました!
海だ!!
しかし目の前を大きな道路が・・・・



その上、鎖が張られて海に入ることを禁止している様子。
目の前にザブザブと楽しげに波打つ海が広がっているというのに
入らせてくれないなんて・・・・・
しかも手すりや階段までつけておいて「入るな」って言ってるんですよ?
どーいうSプレイですか!?
でも潮の香りだけでもワクワクしますワ。
しばらく海の風を感じながらニヤニヤしてしまいました。
世間からは、さぞかし怪しい姿に見えたことでしょうね。



朝食の時間が迫っていたので、あまりゆっくりもできずにホテルへ退散。
その帰り道、さっきの子猫はまだいるかな?と思って見てみると
増えてる!?
これはですね、つまり浦島効果ってヤツですよ。
竜宮城から帰ってきたら、自分の村では何百年も経っていたという例のアレ。
ですから海を見て帰ってくるまでの間に
ホテルの周りでは1〜2年の歳月が流れていて
あの子猫も母親になるほどの時間が経って・・・・ってバカ。
(一人乗りツッコミ成功?)
いやいや、さっきの仔猫の母親が登場したんですね。
朝からニャゴみ(和み)効果をありがとう。
しかし心なしか沖縄の猫はシャープな印象ですね。
それとも、たまたま見かける猫たちがシャープだっただけでしょうか?
地中海あたりに住む猫の写真を見たときも
スレンダーな猫が多かったような・・・?
暑い国の猫はスリムになるのでしょうか?
それは秘密です。

朝から猫に会ってしまったので
東京に残してきた『二匹が斬る!!』の二匹のことが
気になってしまいます。
今頃なにをしているだろう?
この時間なら寝てるかな?
でもお昼くらいになったらニャ〜ニャ〜(腹へったぞー!)と言って
玄関の前で騒いでいそうだなぁ。
ゴメンよ、あと3日間ガマンしてくれぃ。
っていうかアナタたちは別荘を幾つも持ってるから
オイラがいなくても苦でも何でもなかったりして?
う〜ん、それはそれで淋しい・・・

ホテルに戻ると、朝食はバイキングでした。
つらい戦いだった・・・
ゆし豆腐≠ェあったんですけどね
専門店で本格的なゆし豆腐を食べるまではガマンだ!
と自分に言い聞かせていたので
バイキングのゆし豆腐なんて無視してやったサ!
ヘヘッ!!
(ちくしょう・・・)



朝食後、今日の出発時間まで少し余裕があったので
部屋のカーペットなんかを撮ってみました。
染みが・・・・・
いえ、ね、下村さんが
何か事件が起こったホテルの部屋には
どこかにお札が貼ってあったりするらしい(たとえばベッドの下とかに)
という何とも恐ろしい想像をさせてくれちゃうお話を
迷惑にも聞かせてくれたりしたので(汗)
しかもここ、チェックインの際に妙に待たされた部屋なので(涙)
染みひとつでも何となく変な想像をしてしまうんですよねぇぇぇ・・・
へへ・・へへへへ・・・・
夜中に突然目が覚めたら
部屋の隅に変なお婆さんが座ったりしていませんようにガクガクぶるぶる。


それにしても爽快な天気ですね!
昨日の不安も吹っ飛びました。
さぁさぁ、ワシントンホテルを出発です。


長くなってしまったので続きは次のページで。


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